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分子ロボット倫理研究会医療系研究開発WG会議

分子ロボット倫理研究会医療系研究開発WG会議
日時:2024年3月13日(水)午前10時~12時
議題:分子ロボット倫理研究会医療系研究開発WG活動の総括
場所:駒場1キャンパス、アドバンスト・リサーチ・ラボラトリー 4階 410室(会議室
オンラインZOOM会議:参加登録はこちらから

・10:00-10:30 小長谷明彦(恵泉女学園大学客員教授)
「医療系研究開発WGの活動の現在・過去・未来について」
日本では2010年よりDNAやタンパク質などの生体分子を組み合わせて、感覚と知能と運動機能を持つ分子ロボットを構築する研究がはじまり、「分子ロボット」という新たなる研究領域を切り拓くなど基礎研究において大きな成果を挙げてきた。分子ロボットはその出自から生体との相性がよく、医薬品分野および農業分野への応用が期待されている。実際、海外では医療応用を目指したナノスケールのロボットの研究が始まりつつあるが、国内では限定的である。このような状況を打破し、分子ロボットの社会実装に向けて研究者は何をすべきか、その期待と現実とのギャップに焦点を当て、ギャップを超えるために何をすべきかを議論したい。

・10:30-11:00 河原直人(九州大学病院 ARO次世代医療センター倫理ユニット長)
「分子ロボット倫理研究会医療系WGへの期待と展望」
演者は、2017年より有志らとともに分子ロボット技術倫理綱領を策定するなど、その多岐に及ぶ応用可能性を見据えたELSI関連の活動に従事してきた。さらに、医療AIやナノ医療に係る技術の進展、DDS、抗体医薬、ワクチン等の研究開発の動向等に照らして、当該分野の将来的な医療応用に係る実務上の諸課題の把握・検討に着手することも重要であると考えてきたところである。折しも2022年度より、分子ロボット分野に関心を抱く医師・医学系研究者らを中心としたWGが発足し、分子ロボット研究者らとの対話の場が形成されるようになった。本講演では、これまでの経緯をふまえ、その将来的な医療応用への期待と展望について述べてみたい。
・11:00-12:00 総合討論

13:00より、同キャンパスで
第7回分子ロボティクス年次大会
が始まります。