先端領域 ELSI 研究所

先端領域 ELSI 研究所
所長 小長谷明彦 博士(工学)

[活動内容]

CBI 学会は、これまでも化学・生物学・情報学の境界領域における新興技術をいち早く捉え、創薬研究に活かす活動を推進してきました。本研究所はこのような新興技術を科学技術の立場から支援するだけでなく、社会技術の立場から新興技術が社会に受容されるために必要な方法論ならびに共創の場のあり方について広く研究します。具体的には、生体分子から構成されるナノスケールのロボット技術である「分子ロボット」の医療応用および農業応用にむけた社会実装を推進します。

・分子ロボットの社会実装を支援していただける法人賛助会員を広く募集しています。興味ある方は、
konagaya @ cbi-society.net
までご連絡ください。

(トピックス)

2024.10.28   分子ロボット倫理シンポジウムCBI2024年大会の併設シンポジウムとしてタワーホール船堀で開催します。

2024.3.13   分子ロボット倫理医療系WGを開催します。

2024.3.8 分子ロボット倫理研究会(2024年3月@JAIST)を開催します。

2023.12.15-16 淡路島循環共生圏WSを開催しました。

2023.3.10 分子ロボット倫理研究会(2023年3月@JAIST)を開催しました。

2023.02.10 小野喜志雄主任研究員が技術メモを公開しました。
CBIRI-ELSI-TM003 先端領域研究におけるELSI

2022.10.21 分子ロボットの倫理原則の策定に関する分子ロボット研究者と生命・医療倫理研究者の取組がJAMSTECよりプレスリリースされました。

2022.10.24 CBI2022年次大会の一環として、大会前日に小ホールにおいて分子ロボットの社会実装に関連する市民講座「分子ロボットと循環農工業:持続可能な未来を目指して」が開催されました。

2022.9.1 市民が農業分野の遺伝子関連技術について話し合うときに拠り所となる知識のミニマムセットとして、
eBook No.5「対話のための遺伝子リテラシー」
をCBI学会出版より発刊しました。

2022.03.11 分子ロボット倫理キックオフ研究会を開催しました。

2022.2.1 分子ロボット倫理研究会の活動をまとめた
eBook No.4「分子ロボットをめぐる対話要点集 2020年度版」
をCBI学会出版より発刊しました。

2022.01.31 小野喜志雄主任研究員が技術メモを公開しました。
CBIRI-ELSI-TM001 豚の臓器を活用した臓器移植
CBIRI-ELSI-TM002 Pig-to-Human Organ Transplant
2021.12.10 分子ロボット倫理研究会の発足がCBI研究機構の運営会議で正式に承認されました。2022年3月11日(金)に北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)においてキックオフ研究会を開催しました。
2021.11.01  分子ロボット倫理研究会の発起人募集を開始しました。(詳細はこちらから)
2021.10.01  分子ロボット倫理研究会の発起人を募集中です。
2021.10.01 祝 JST科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研https://konagaya-lab.sakura.ne.jp/ethics_jp/activity/究開発プログラム」において、研究者の自治に基づく分子ロボット技術のRRI実践モデルの構築(小宮健代表(JAMSTEC))が採択されました。
研究開発プロジェクト

(関連サイト)

大阪大学社会技術共創センター
https://elsi.osaka-u.ac.jp/
分子ロボット倫理

代表あいさつ


分子ロボティクス研究会
http://molbot.org/
学術変革領域研究「分子サイバネティクス」(代表 村田智(東北大学))
https://molcyber.org/
新学術領域研究「分子ロボティクス」(代表 萩谷昌己)
https://molbot.org/shin-gaku/aisatsu/index.html

(分子ロボット倫理関係の出版物)
・分子ロボット倫理研究会
「対話のための遺伝子リテラシー」
– 市民が農業分野の遺伝子関連技術について話し合うときに拠り所となる知識のミニマムセット-,
eBook No.5, CBI学会出版(2022年9月1日)
・分子ロボット倫理研究会:
「分子ロボットをめぐる対話要点集 2020年度版」
eBook No.4, CBI学会出版(2022年2月1日)
・Komiya,K., Shineha,R., Kawahara,N.: Practice of responsible research and innovation in the formulation and revision of ethical principles of molecular robotics in Japan, SN Applied Sciences, 4(305),2022
・Dolan,DD et al. Three decades of ethical, legal, and social implications research: Looking back to chart a path forward. Cell Genomics 2 100150 July 13, 2022.
・自然科学系研究者のための ELSI解説:CRDS-FY2021-XR-02(2021年6月)
・標葉隆馬,田中幹人,吉澤剛,小長谷明彦:分子ロボティクス研究の現状とELSIに関する検討:今後のテクノロジーアセスメントに向けて, 大阪大学社会技術共創研究センター, ELSI NOTE No.1 (2020年4月18日)

分子ロボティクス研究の現状とELSIに関する検討:今後のテクノロジーアセスメントに向けて


・小長谷明彦:分子ロボット研究開発におけるELSIの実践と課題, CBI学会誌2020年第8巻第1報, pp.3-20.
https://cir.nii.ac.jp/ja/crid/1011131405680653194
・Go Yoshizawa, Rinie van Est, Daisuke Yoshinaga, Mikihito Tanaka, Ryuma Shineha, Akihiko Konagaya: Responsible innovation in molecular robotics in Japan, Chem-Bio Informatics Journal, 18, pp.164-172 (2018).
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cbij/18/0/18_164/_article

(分子ロボット倫理関係の外部獲得資金)
・JST「研究者の自治に基づく分子ロボット技術のRRI実践モデルの構築」(代表:小宮健(JAMSTEC))2021年10月– 2025年3月
https://www.jst.go.jp/ristex/rinca/projects/jpmjrx21j4.html

・(終了)JST「分子ロボット技術の社会実装に関するRRIコミュニケーション実践の企画調査」(代表:小宮健(東京工業大学)2020年10月– 2021年3月
https://projectdb.jst.go.jp/grant/JST-PROJECT-20344420/

・(終了)JST「分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創」(代表:小長谷明彦(東京工業大学))2017年10月– 2021年3月
https://www.jst.go.jp/ristex/hite/community/project000270.html

・(終了)JST「情報技術・分子ロボティクスを対象とした議題共創のためのリアルタイム・テクノロジーアセスメントの構築」(代表:標葉隆馬(大阪大学))2017年10月-2021年3月
https://www.jst.go.jp/ristex/hite/community/project000268.html

・(終了)JST「分子ロボット技術に対する法律・倫理・経済・教育からの接近法に関する調査(代表:小長谷明彦(東京工業大学))」2016年11月– 2017年3月
https://www.jst.go.jp/ristex/funding/elsi-pg/

(メンバー)
先端領域ELSI研究所 所長 小長谷 明彦
東京工業大学情報理工学院 名誉教授
恵泉女学園大学 客員教授
(株)分子ロボット総合研究所 代表取締役
特定非営利活動法人 情報計算化学生物学会 理事長

主任研究員 小野 喜志雄